はじめまして、株式会社カヤノタミンの若松かやのと申します。
40年くらい作業療法士をやってます。
旭川療育園という肢体不自由児の施設で25年、そのあと、もっと地域で学校やお母さんたちと関わろうと考えて小児神経科のドクターと児童デイサービスを立ち上げました。そこで9年。
ーーいやいや、今度は就労のことも考えなければ、と退職して、今の会社を設立しました。
途切れ途切れではなく、一貫した支援を行いたいと思っているので、3歳2か月から始めた子どもが、今年40歳になります。
このように、うちには、長い期間通ってきている方がたくさんいます。
大きくなった子どもたちは、小さい子たちの面倒もよく見てくれます。
彼らがパニクったときも、自分たちの昔の姿だと知っているので、暖かく見守ってくれます。
時には、お母さんたちに、説明もしてくれます。
1年間だけとか、幼児期だけとかいう支援では、今やっていることが、将来役にたっているかどうかは、わかりません。
長い期間つづけてやってみると、このタイプの子は、こうなりがちだから、今のうちにこんなことを…なんて、考えることもあるのです。
放課後デイサービス「カヤノコ島」は、基本的には、18歳になるまでしか利用できませんが、日中一時支援「草のアンテナ」を利用することで、高校卒業後も利用することができます。
成人になって、就労しても相談したり、同じようなタイプの人たちと、接することはとても大事なことです。
また、支援は、当事者だけではなく家族をひっくるめてやらないと意味がないと考えます。
当事者も、家族もみんな、ヘトヘトです。そう、支援者もヘトヘトです。
お茶会や、相談会もやっています。ゆっくり語り合う場所も必要です。
いろんな人たちが、いろんな能力をそれぞれ使って生きていける場所、楽しい場所でありたいと思っています。
株式会社カヤノタミン
取締役社長 若松かやの